海辺の打ち放しコンクリートの保護

沖縄は塩害を受けやすい地域で、離島は特に受けやすい。塩害の被害の状態変化は非常にわかりにくいものです。微細なクラックやジャンカなどは黒カビに覆われ洗浄しないとほとんどわからない。コンクリートの劣化現象は中性化と共に鉄筋の不導体被膜を破壊し錆びることにより、膨張しコンクリートを押し割ってひび割れを生じさせます。塩害を防ぐには外から塩分からなる塩化物イオンの侵入を遮断することがとても重要となります。鉄筋コンクリートの劣化は表面から始まりますのでコテの仕上がり(押さえ)もとても大事です。

塩害を受けるコンクリート

海がすぐ近くにあり、表面が傷み中性化が進行しているため、コンクリートの内面から改質強化する施工から入り、クラックやジャンカ補修をセメントの微粒子や超微粒子セメントを用います。内面から改質することにより再発防止に繋がる。

コンクリートに内面改質ち表面被覆防水

ピーコンの周辺に膨張や亀裂が多く、表面を斫り高浸透性鉄筋防錆剤を塗布し経年後劣化を防ぐために今回は左官と表面被覆工法で保護。

コンクリートの劣化

塩害からコンクリートを守るには、表面を塗膜防水材で覆うより表被覆工法をお勧めしています。経年後のランニングコストも抑えられます。

コンクリート表面被覆工法

屋上のスラブは、いろんな原因と重なりクラックや表面も傷み中性化がかなり進んでいるので、内部から改質剤(アルカリ性回復、中性化防止)を浸透させる。浸透性防水材が内部で形成し中性化の原因となる二酸化炭素と内部鉄筋の腐食の原因となる塩化物イオンもシャットアウト。